

小槌作りのきっかけ
数えてみれば小槌作りをスタートして10年が過ぎました。 花の仕事だけでは めぐりあえない人・場所・時間に小槌が引っ張ってくれる。 作り続けたいと思うエネルギー源の1つはここにあり◉ その頃、たまたま”ねむの木学園”を創設した宮城まりこさんの特集を拝見し 当時の自分と同じ年齢の時、新しい挑戦を踏み出したという彼女の行動から 少し背中を押してもらったといういきさつがあります。 二足の草鞋?二兎負うものは・・・も頭の隅から離れない時時もあったのは事実なのですが 植物を使って表現する仕事と小槌作りは共通点がたくさん。 イメージする・色と色の組み合わせ・色と素材の組み合わせ・ そして大切な”ストーリー”が介在します。創作していくうちにやはりつながりがある事に 気づいていきます。 大好きだった地元のお祭りで着ていた法被を小槌に再生させてから 今の小槌のコンセプトになるmemory・storyを強くイメージするようになりました。 一生現役で手を動かし、喜んでいただけるモノを創作していきたいと思う今日この頃です。


雰囲気はモザイクタイル
ギャラリーsomethingさんの縁起物展の時、 青鬼が持つ打ち出の小槌をモザイクタイルで 作ったことがあった。ぶっつけ本番、 金づちでタイルを割りながら・・・ が変えって武骨で鬼にふさわしい小槌に。 でも今回はイメージがちょっと違って、幾何学模様が複雑に並んだ、 ロックで挑戦的なキモノをイメージしてクールな小槌を作ってみたいと思っている。


new福万来こづち
婚礼のブーケとして和洋装2wayでお使いいただける”福万来こづち”が出来上がりました。 白系をベースに、想い出に残したい帯地・キモノ地を再生させた和装側。 グリーンと白い小花をたっぷりとあしらった洋装側はレース・リボンなどの繊細なテキスタイルを使ってみました。清楚・凛・ナチュラルのキーワードをイメージして花嫁さんのブーケとしてご提案していきます。


鈴の音のこだわり
新しいcodzuchi(こづち)の紹介を兼ねて衣装屋さんへ行ってきました。 3つ持参したのですがそれぞれ鈴の音に違いがあります。 大きさ、素材、個数によって変わる音に 好みがある事がわかりました。 作りはじめの頃は、 こづちの中に鈴を入れて作っていましたが 音がこもりなかなか思うような音が出ず 現在は外側のポジションにいます。 鈴を鳴らすのは邪気を払うため。 場と人を整える役割があるようです。 こづちのパーツの一つという観念ではなくもっと深いものが出てきました。 これだけはやネットではなく鈴屋さんへ行って一個ずつ振って購入しています。 #鈴


しあわせ運ぶ”うちでのこづち”
去年からデザインを一新し、なまえも”福万来こづち”としました。福が万来る…。たまたま漢字が変換されてちょうどぴったりな名前がでてきました. 来年春には皆さんにご紹介できるたくさんのしあわせ運ぶ"福万来こづち"の作品展をイメージしています。