

道具
鋏、コテ、待ち針、目打ち、木槌、菱目打ち、彫刻刀。後の3つは革の作業をするときに使っているものなのですが、こづちのもとになるベースを替えてから必須道具となりました。カーブの多いデザインなので鋏は場所に応じて使い分けをしなくてはなりません。握りばさみは人形町のうぶけやさんのもの。先端が少しそり上がっていて細く出てきた糸先の処理をするのにとっても重宝します。 屋号の通り?、産毛が切れるような鋏です。 道具、手元を明るくする目にやさしい照明、ちょうど良いテーブルの高さなど以前は気にしなくても平気だったことも最近は味方につけなくては・・と感じます。3月の作品展に向けていろいろとむきあっています★ #道具


温故知新を探す
小槌のものがたりを探るため、キーワードを入れて検索しながら本を探すのが夜の日課になりました。 お伽草子の一寸法師、大黒天から始まり、角度を変えて読み始めると芋づる式に 縁起もの/宝船/如意宝珠/七福神/能/大黒舞など室町時代、江戸時代までタイムスリップすることになります。小槌が生まれた年代が何となくわかり始め、生きてきた人々によって受け継がれてきたことは確かです。絶版も多く、図書館の書庫から本を手渡されるたびまた一つ何か発見できそうな気がしてワクワクします。 #温故知新